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頭痛は日本人に多いと言われ、国民の1/3が「頭痛持ち」と言われるほどありふれた症状です。しかし、そのありふれた頭痛の中には命にかかわる危険な頭痛も潜んでいます。危険な頭痛を的確な診察で見極め、必要に応じて適切な画像診断を行うことで重篤な状態を回避することが大切です。
一次性頭痛(慢性頭痛)の特徴
一次性頭痛は主に以下の三つが上げられます。一次性頭痛は命にかかわる危険な頭痛ではありませんが、つらい症状であることには変わりありません。生活習慣の改善アドバイスや、重い症状の時には一時的に薬の処方も行います。
こんな症状の頭痛は、危険な頭痛かも!?
「二次性頭痛」
二次性頭痛は一次性頭痛とは異なり痛みの原因として原因疾患があり発生する頭痛です。その疾患は迅速に治療を開始しなければ時に命の危険も伴います。危険な二次性頭痛の判断は難しいですが、以下の様な項目に当てはまる方は一度、医療機関の受診をお勧めいたします。
- 突然起こる、激しい頭痛、今までにない激しい痛み
- 手足の脱力 手足の感覚がなくなる。呂律がまわらなくなる。
- 鈍痛が徐々に重くなる。気持ち悪くないが、朝に突然吐き気をもよおす。
- 数ヶ月内に頭をぶつけたり転倒してから、物忘れや頭痛、麻痺が出来てきた。
- 熱があり、体を動かすと痛みが強くなる。首の後ろが固く熱い。