- 歳をとると人の名前がなかなか思い出せなくなったり、記憶力の低下は避けられないものです。しかし、物忘れの中には加齢に伴う自然な物忘れの他に、脳に疾患があって起こる物忘れが隠れていることがあります。また、認知症も複数のタイプがあり、それぞれに合った処方や生活習慣の見直しを行う事で進行を遅らせることもできます。ご自身やご家族に記憶力の低下が気になる方は、まずはご相談ください。
認知症の種類
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血管性認知症
脳の血管が詰まったりして脳の機能が低下します。血液が固まりにくくする薬などを使用し、症状の進行を緩和します。アルツハイマー型認知症
認知症の原因として最も多い病気です。脳の海馬と呼ばれる場所が病的に萎縮することで発症します。MRIではこの小さな器官の萎縮を観察します。レビー小体型認知症
夜間に具体的な幻視を訴えたりします。MRI検査で専用の解析ソフトを使用し診断する場合があります。前頭側頭型認知症
社会性を司る前頭葉の萎縮により、反社会的な高度が目立つようになります。こちらもMRIで脳の萎縮部位を詳しく見ます。慢性硬膜下血腫・正常圧水頭症・脳腫瘍
頭蓋内に血が溜まったり、脳室と呼ばれる脳のスペースに水が溜まったりすることで脳を圧迫し機能低下が起きます。また、脳腫瘍でも正常な脳の働きを阻害し認知症の症状が出ることがあります。
- ☑ 同じことを何度も言う。
☑ 整理が出来なくなった。お財布が小銭でいっぱいになっている。
☑ 冷蔵庫に同じものがいっぱい入っている。
☑ 置き忘れや、しまい忘れが多い。
☑ 興味の低下や気力の低下が目立つ。
☑ 料理の味付けが変わった。
☑ 1年くらいで急に物忘れが目立つようになった。
☑ よく転倒したり、歩き方がおぼつかない。
☑ 夜間に変なものが見えると騒ぐ。